新潟市出身の新人演歌歌手・江南しのぶさんのメジャーデビューが決定
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1992年生まれの27歳の江南さん。特技は料理
1月29日、新潟市出身の新人演歌歌手・江南(えなみ)しのぶさんのメジャーデビューシングル「愛しすぎて」が日本クラウンより発売される。
江南さんは新潟市中央区出身で、中学時代に祖母と見た氷川きよしのコンサートをきっかけに演歌・歌謡曲の世界に魅了され、演歌歌手になることを決意した。高校卒業後に上京し、ボーカルレッスンやアルバイトを重ねるなかで、2019年「日本クラウン 演歌・歌謡曲新人歌手オーディション」でエントリーした2530人の中からファイナリスト20名に選ばれ、デビューのチャンスをつかんだ。
デビュー曲「愛しすぎて」を作曲した徳久広司氏が名付け親となった「江南しのぶ」という芸名は、名字は江南さんの出身校である江南高校から、そして「しのぶ」は江南さんの中性的な魅力が伝わる名前として決まったそう。
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美空ひばりや天童よしみ、坂本冬美らに楽曲を提供してきた大ベテランの徳久先生が名付け親になることはめったにないこととのこと
「『演歌・歌謡曲』というと普段あまり聞かない方も特に若い世代で多いかもしれませんが、実は聞いてみると心のそばにあり、人生や思い出に寄り添ってくれるなじみ深い音楽です。だからこそ若い方を含め、幅広い年代の方に聞いてもらいたいという思いがあります」と歌手活動に意欲を燃やす江南さん。
デビュー曲の「愛しすぎて」は、実年齢よりも大人の男性のストーリーで、男性が女性を愛しすぎて気づかなかったり、うまくいかなかったりしたことを、歌謡曲テイストのメロディに乗せた一曲。演歌・歌謡曲に馴染みがない人も親しみやすい、ノリの良さが特長だ。
「初めて氷川さんのコンサートに行った時、隣で車椅子に座ったおばあちゃんが開演前は体の不調を訴えたりしていたんですが、コンサートが始まったらとびっきりの笑顔でペンライトを振っていて(笑)。そういう、気持ちが明るくなったり、非日常の楽しみを提供できたりする歌手になりたいです」
1月末からはじまる東京都内でのキャンペーンを皮切りに、本格的なプロ活動をスタートさせる江南さん。もちろん、新潟でのイベント開催にも意欲的で、「県民会館さんや新潟テルサさんでコンサートができるようになりたいですね。故郷新潟は僕の軸にあるもので、演歌・歌謡曲からのアプローチで全国に向けて新潟を盛り上げていきたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いします」とのこと。新潟発の若き歌手の活躍に注目だ。
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デビューを目前に自動車運転免許も取得し、全国を精力的に回る意気込み
【公式サイト】
http://www.crownrecord.co.jp/artist/enami/new_release.html
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【楽曲情報】
「愛しすぎて」
麻こよみ作詞/徳久広司作曲/矢田部正編曲
C/W「砂時計」
CRCN-8307 ¥1,227+税