金属プレス製品製造を手掛ける有限会社相和金属(新潟県三条市)が破産申請の準備
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、各種金属プレス製品製造を手掛ける有限会社相和金属(新潟県三条市、資本金300万円、井上仁社長)は、2021年12月21日付で貼紙を出し、事後処理を齋藤貴介弁護士(新潟県燕市)に一任して破産申請の準備に入った。負債総額は約6,700万円。
相和金属は地元三条市や燕市のメーカーに顧客を持ち、2000年7月期は約9,000万円の売上高を計上していた。しかし、経済環境の悪化や他社との競争激化で2020年7月期の売上高は4,314万円に減少し、損益も前期に引き続き赤字計上を余儀なくされていた。
その後、主力顧客からは相応の受注を確保していたものの、採算的には恵まれない状況が続いた。2021年11月には債権譲渡による資金調達なども実施して凌いできたものの支えきれず、今回の措置となった。