2021年度の新潟市成人式実行委員会が中原八一市長を表敬訪問
2021年度の新潟市成人式開催にあたり、実行委員会を務める6人の新成人が5日に新潟市の中原八一市長を訪問し、実行委員長の萱森杏子さんは「感染対策も徹底して、新成人に『来てよかった』と思ってもらえる式にしたい」と抱負を語った。
今年度の新潟市成人式は9日、朱鷺メッセ(新潟市中央区)にて開催予定で、市内に住民登録があり、2021年度に新成人を迎える人は11月末現在で7,365人を数える。
新型コロナウイルスが拡大した昨年度と同様、「密」を避けるために2部制を採用し、さらに今年度からは参加者の事前登録を導入した。連絡先や体調などの管理を行うと同時に、入場券となるQRコードを発行することで入り口周年での滞留緩和を狙う。
なお、事前登録者は現時点で約4450人と、昨年度の参加者数の2倍近い数となっている。
今回中原市長の元を訪れた実行委員会は昨年10月に結成。コロナ禍の経験を反映した式のサブタイトル「ORIGIN〜今を原点に明るい未来へ〜」の決定や、プレイベント、YouTube上での動画の企画などを行った。実行委員長を務める萱森さんは「コロナ禍の影響で、委員会として集まることのできる場面がこれまでに5回しかなかったが、その1回1回で濃い議論をしたり、SNSを利用したコミュニケーションをとり企画を練った。コロナ禍であることがより濃い時間つくることに繋がった」とこれまでの歩みを振り返る。
萱森さんは東京都内の大学に進学したが、感染症の影響により、新潟県に留まりオンラインで授業を受ける日々が続いている。しかし「その中でもできることがある」と考え、その想いをサブタイトルに込めたと話す。中原市長は萱森さんの話を受け「本当に良い言葉だと思う。今回成人を迎える多くの人に、萱森さんの考えを共有してもらいたい。また感染症対策に関しても、同世代の同じ成人式を迎える実行委員のみなさんから呼びかけてもらった方が、私たち(行政)が呼びかけるよりも思いが通じる」と期待と激励の言葉をかけた。
また、新潟市内の国際映像メディア専門学校(新潟市中央区)に通う委員4人が式の司会を担当するほか、映像編集の経験を生かしてカウントダウン動画も製作するなど、各人の特性を活かした。
訪問の最後、中原市長から目標を聞かれた萱森さんは「私たちにとっては、プレイベントの成功やスムーズな司会が目標だが、やはり新成人に『来てよかった』と思ってもらえる式にしたい。また、式で絶対にクラスターを発生させたくないので、感染対策としてこまめな消毒などに心がけていきたい」と意気込みを述べた。
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