JR東日本スタートアップが新潟の海産物を“獲れたて状態”で都内販売

新幹線物流の流れ(イメージ)

新幹線物流により鮮魚を輸送

ベンチャーへの出資や協業(JR東日本スタートアッププログラム)を推進するJR東日本スタートアップ株式会社(東京都)と、水産物や青果の卸・小売を手がける株式会社フーディソン(東京都)は17日、 新幹線物流を活用し、新潟の”獲れたて”の鮮魚の定期販売を始める。3月27日(金)まで毎週金曜日(計11回)に行う(予定)。

新幹線物流とフーディソンのプラットフォームを組み合わせることで、鮮度落ちが早く、 生で出荷することが難しい海産物を”獲れたて”のまま首都圏に届けることを可能にした。これにより、新潟港で朝、 競りにかけられた”獲れたて”の鮮魚を品川駅構内の鮮魚店「sakana bacca エキュート品川店」で購入することができるようになる。海産物は14:30ごろ店舗に到着する予定。

この取り組みは、 株式会社JR東日本リテールネット、 株式会社ジェイアール東日本物流の協力を得て行うという。

「JR東日本スタートアッププログラム」とは、ベンチャー企業などから、 駅や鉄道、 グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、 ブラッシュアップを経て実現していくプログラム。2017年度に初めて開催し、これまでに計42件の提案を採択している。

フーディソンも採択企業の一社で、2018年には、 品川駅で鮮魚の事前予約とエキナカ受け取りを可能にする期間限定のポップアップショップを設置し、 多くの人々から好評を得た。また2019年4月には、品川駅構内にあるエキナカ商業施設エキュート内に「sakana bacca エキュート品川店」を開業し、昨年6月には新幹線物流による鮮魚輸送の実証実験を実施している。

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