「第2回新潟ふるさとCM大賞」で新潟県十日町市の動画が第3位に
新潟県内30市町村が制作した30秒のPR動画を審査する「第2回新潟ふるさとCM大賞」がこのほど行われ、新潟県十日町市の動画が第3位となった。第1位が魚沼市、第2位が新発田市だった。
新潟ふるさとCM大賞は、新潟県、UX新潟テレビ21、県市町村振興協会の主催で、2021年度から開催されており、十日町市は前回第6位だった。
動画のタイトルは「IT(会いてぇ)キモチ、ツナグSNS」で、コロナ禍の都会生活に疲れた孫と、早く孫に会える日を楽しみに待つ祖母のストーリー。タイトルには、「田舎(Inaka)のI(あい)と、都会(Tokai)のT(てぃ)で、離れている2人の会いたい気持ちは、スマホ、そしてSNSを通じて繋がっている」という思いを込めた。
最大の見どころは、棚田の水田面の形を孫と祖母の触れ合いが繰り広げられる、スマホアプリのトーク画面に見立てている箇所。制作にあたり、撮影と編集は専門業者へ委託したが、企画・立案・準備は全て十日町市職員が行った。主なロケ地は十日町市の景勝地、慶地(けいじ)の棚田で、出演者も市民となっている。
動画は今回3位の副賞として、UX新潟テレビ21で1月から8月の期間に合計40本がスポットCMで放送される予定。十日町市でもさまざまな媒体や場面で魅力発信のために活用していくという。
孫の大学生役を演じた十日町市職員の齋藤百花(もか)さんは、「恥ずかしかったが、頑張って撮影した」と話した。祖母役の小宮山マツノさんは「嫌々ながら出させてもらった」と会場の笑いを取りつつ、喜びを語っていた。