岩のりたっぷり「雪のり膳」〜村上市碁石の「凪のてらす仲」に季節限定メニュー【村上新聞】
村上市碁石の民家レストラン「凪のてらす仲」にこのほど、旬の岩のりが主役となった新メニュー「雪のり膳」が登場した。
山北地区も一大産地となる岩のりは、冬の味覚の代表格。レストランを切り盛りする板垣純一さん(68)、和子さん(同)夫妻が冬場の山北も楽しんでほしいと考案したメニューだ。
完全予約制となるこの膳は、炙った岩のりとご飯が2段重ねになり、地物のはらこやオークリッチ(中浜)の放飼い卵を使った錦糸卵をあしらったワッパ弁当をメーンに、小鉢やサラダ、味噌汁など、揃うものはすべて地物を使ったもの。さらには和子さん手づくりのデザートや人気のコーヒーが付く。純一さんは、「子どものころ、昼近くになると教室のダルマストーブに温められた弁当から、岩のりのいい香りがした。質素だけれど、味も抜群だった。そんななつかしさが魅力」、調理担当の和子さんは「岩のりの香りを出すために焼いてみたり、味付けに工夫を重ねた。ゆっくりしにお越しください」と笑顔で話していた。
営業は金、土、日曜日、祝日で予約制。雪のり膳は2千円。通常のランチは1500円から2千円。問い合わせ、予約はTEL0254(77)3759まで。
村上新聞2020年1月19日号