新潟市が新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催
新潟市は8日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催した。
中原八一市長は冒頭挨拶で市の感染状況について触れ、「年末から発生しております保育園のクラスターでは本日時点で57名の陽性者が発生しており、クラブでのクラスターは48名と広がっております。そのほかにも県外往来に関連した感染者や感染経路がわかっていないケースも急増しており、新規感染者数は1月5日に7名、6日は15名、昨日7日は37名、本日は64名と日々倍増している状況であります。これらの状況から本市におきましても、すでに第6波に入っているものと認識しております」と話していた。
一方、明日9日は新潟市中央区で市の成人式が開催されることを受け、「教育委員会からは、昨年の経験を踏まえました対策をとってもらっておりますが、県の警報発令を受け、注意喚起をお願いしていただきたいと思います」と述べていた。
具体的な対策としては、スマホアプリ「テレサ」などを活用して参加の事前登録を進めているほか、式典を2部制にしている。また会議終了後、中原市長は、「今回、体調に異変を感じた方々には出席を見合わせていただきたいと思っております。また県外の方など、普段顔を合わせない方との飲み会は控えていただく、人数をできるだけ絞る、形式を工夫する、感染防止対策を徹底した店舗をご利用いただくということを事前にお願いしていきたい。また成人式が終わった後についても、1月31日まで、テレサをアンインストールしないようにお願いしたい」と話していた。
このほか、来週以降、3回目のワクチン接種券の発送が始まるが、「3回目のワクチン接種について、前倒し接種に対応した枠を新潟市役所で一定程度、確保している」と語っていた。具体的には、2月に1万6,000の前倒し接種枠を設けているという。