立憲民主党新潟県連が常任幹事会を開催。新潟6区の公認について議論

立憲民主党常任幹事会の様子

立憲民主党新潟県連は18日、新潟市中央区で常任幹事会を開催した。今回の常任幹事会には立憲民主党選挙対策委員長で、衆議院議員(東京7区)の長妻昭氏が出席した。

常任幹事会は頭撮りを除いて非公開で行われた。出席者によれば、常任幹事会では、衆議院議員(新潟3区)の黒岩宇洋氏の入党に伴い、3区総支部の設立を申請する旨を承認するともに、黒岩氏が県連常任幹事会メンバーに入ることを決定。このほか、党本部が進める他の政党との合流について、県連代表で衆議院議員(新潟1区)の西村智奈美氏から、党本部常任幹事会での報告内容を説明したという。

さらに、長妻氏は常任幹事会の席上、前参議院議員の風間直樹氏が新潟6区から出馬を希望している点について、党本部としての経緯を説明。これに対し、出席した常任幹事から様々な意見があがったものの、風間氏の6区総支部長就任を支持する声はなく、県連としては引き続き、他の野党との連携を重視していくという。

常任幹事会終了直後に取材に応じた風間氏は、報道陣に対して、「私が6区総支部長に就任することに関して、党本部から県連に対して要請があった」と話した。

前参議院議員の風間直樹氏

さらに、この要請についての認識を問われると、「重く受け止めている。党本部が本社なら県連は支社。本社が支社の決定に反しては政治の秩序が失われる」と発言。また、今後の常任幹事会への出席について、「常任幹事会の中で、私自身の言葉で説明していきたい」と語り、引き続き常任幹事会で、自身の6区総支部長就任に関する理解を求めていく姿勢を示した。

ただ、この後のぶら下がりで、西村氏と県連幹事長の佐藤伸広氏は、報道陣に対し、「風間氏の6区総支部長就任に関して、党本部から県連に対して要請はなかった」と、風間氏の発言を明確に否定した。

全国幹事長会議に関する報告の中で、各選挙区で空白区を埋めるよう努めるとの説明があった際、この説明を風間氏の6区総支部長就任に関する党本部から県連に対する要請であると、出席者の誤解を招いたという。この点については、西村氏が長妻氏に対し、党本部から県連に対する要請ではないことを、直接聞いて確認済みだという。

さらに、風間氏を6区総支部長として県連が党本部に申請する可能性について問われると、佐藤氏は幹事長の私見として、「県連とすれば、今までの意向に全く変わりはない。したがって、6区総支部長に風間氏を上申することは全く考えていないと、私が長妻選対委員長の前で申し上げた」と話した。

新潟6区ではかねてから、国民民主党新潟県連代表の梅谷守氏が出馬に向けた準備を進めており、この他の野党も梅谷氏を支援する方向で動いてきた経過がある。立憲民主党新潟県連は党本部との対応を含め、新潟6区の調整に関して、今後も難しい舵取りを迫られるとみられる。

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