新潟市の成人式が新潟市中央区の朱鷺メッセで開催
新潟市の成人式が9日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開催された。今回も昨年に続き、新型コロナ感染症対策として、2部に分けての開催となった。なお新潟市によると、新成人は7,364人で、このうち式典には4,000人ほどが参加した模様だ。
お祝いの挨拶に立った新潟市の中原八一市長は、「先日、実行委員の皆さんが新潟市役所を訪ねて、開催に向けた思いを語ってくれました。今回の成人式のサブタイトルは「ORIGIN(オリジン)〜今を原点に明るい未来へ〜」、実行委員会の皆さんが考えてくれたものです。このタイトルには、出会ってきたすべての人々への感謝の気持ちを大切にし、これまで培ってきた絆と感謝の気持ちを原点に、明るい未来へ突き進んでいきたいという想いが込められています。とても素晴らしいサブタイトルだと思います。皆さんは本日の成人式を出発点として、大人としての自覚を持ち、明るく希望に満ちた人生に向けて歩み始めます。新潟市としてそのような皆さんを心より応援し、そして期待をしています」と語っていた。
また、高架化事業が進む新潟駅から古町までの「にいがた2km」に触れ、「ぜひ皆さんからも新潟市のまちづくりに関心を持って関わってもらえたら嬉しいです」と語っていた。
そして最後に、「全国的に感染が拡大するとともに、昨日、新潟県の警報が発令され、強い警戒が必要な状況となってしまいました。この後、飲食を予定されている方もおられると思いますが、できるだけ少人数で実施をしてください。また、感染症対策をしっかり実施しているお店をご利用いただくようお願いします。ご自分の健康を守るため、また周りの大切な皆さんを守るためにみんなで感染防止対策に取り組み、生活をしていかなければなりません。どうかご理解とご協力をお願いいたします」と感染拡大防止への協力を呼びかけていた。
中原市長に続いて、新潟県出身で23歳の時に首都圏で起業し、2020年に新潟市に本社を移転したフラー株式会社の渋谷修太代表取締役会長が新成人にお祝いの言葉を贈った。渋谷氏は自分の経験などを紹介しながら、時間、二つ目は友達、夢の3つを大切にしてほしいと語っていた。