新潟県長岡市が令和4年消防出初式を一部縮小して実施

令和4年消防出初式の様子

新潟県長岡市は9日、令和4年消防出初式を長岡市のアオーレ長岡で開催した。消防団の幹部や消防職員ら約240人が参加した。

昨年は大雪のために急遽中止となったが、今年も新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、規模を縮小して実施。例年実施している消防団員による一斉放水や分列行進などは中止し、式典のみの実施となった。

長岡市の磯田達伸市長は冒頭の挨拶で、「去年の長岡市の火災状況を見ると、件数は減っているが、住宅火災が増えて、高齢者の犠牲者が増えている。地域に詳しい消防団のみなさんには、ぜひ日ごろからどう高齢者などを救うかを念頭において訓練に取り組んでもらいたい」と述べた。

長岡市議会の松井一男議長は来賓挨拶で、「寒い季節は暖房器具の使用や空気の乾燥などによって火災の危険が高まる。いざというときに、消防団が近くにいるということは地域住民にとって心強いことだ。地域住民の信頼に応えてもらいたい」と語った。

長岡市消防団の鈴木守団長は「昨年の消防団活動は新型コロナウイルス感染症により、行事が中止になり、不完全燃焼になったのではないか。このような状況でも、地域に精通している消防団員は災害に対する備えを万全にしておかなければならない」と話した。

消防団の幹部など約240人が参加した

長岡市の磯田達伸市長

長岡市議会の松井一男議長

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