新潟県三条市がビジネスカジュアルスタイルでの勤務を開始、「三条市役所版働き方改革2022」の一環
新潟県三条市が、通年でネクタイを外しジャケットにシャツ、スラックスといったビジネスカジュアルスタイルでの勤務を今年1月、県内の自治体で初めて導入した。自由な発想、アップデートが求められているなか、ビジネスカジュアルスタイルにより柔軟に思考し、フットワーク軽く動くことを目指している。
「三条市役所版働き方改革2022」の一環。この働き改革2022を推進することで、若い人たちから働く場所として「選びたくなる三条市役所」にしていくとともに、職員の能力がより発揮できる職場環境にすることで、さらなる市民サービスの向上につなげていくという。
働き方改革2022では、1月から文書管理・電子決裁システムも導入し、ペーパーレス化と業務効率化を推進。これにより、起案や文書検索、廃棄などを行う職員の作業量が6割、用紙購入等に必要な経費が3割それぞれ削減される見込み。
また、デスクワークの職員を中心にパソコンのデュアルティスプレイ化し、作業効率の向上を図っている。現時点で100台設置し、今後は順次700台に増やす予定。
このほか、リモートワークや、男性職員の育児休業のさらなる促進も推進している。リモートワークでは、消防と保育所を除く全部署において、窓口業務などに支障のないよう調整しつつ、育児や介護のみならず職員誰もが実施できる。
男性の育児休業取得者数は、昨年度1人(取得合計日数6日間)、今年度4人(取得合計日数342日間)となっている(昨年11月末現在)が、市では、希望する全職員の取得を推進しているという。