村上市の「永徳酒販」と「永徳」が合併 地酒と食品の相乗効果を
永徳の酒販部門として再スタート
村上市新町で酒の卸と小売販売を行う永徳酒販(永田強社長)がこのほど永徳(永田政義社長)=塩町=との合併が決まり、来月末で店舗を閉め、3月1日から永徳の酒販部門としてスタートする。
同社の先代、永田昭二さんは、1972(昭和47)年7月、庄内町にあった合資会社「永徳」から酒類販売免許を取得して「永徳酒販」を設立。76(昭和51)年3月、新町の現在地に酒の蔵置所として倉庫を建設した。また、個人経営から「株式会社永徳酒販」と名変し、新たに小売りと卸販売の免許を取得した。88(昭和63)年に庄内町から新町に店舗を完全移転。2010(平成22)年、強さんが代表取締役に就任し、昨年2月、昭二さん退職した。
今後は、酒類の卸、小売業のノウハウを生かし、永徳店内の地酒販売スペースを広げるとともに、塩引き鮭などの食品販売との連携による販路拡大を狙う。永田強社長は「48年間支えていただいた地域の皆様に感謝したい」と話し、永田政義社長は「鮭加工食品と地酒をセットにしたギフト商品などを新たに開発し県内外への売り込みを強化したい」と話していた。
村上新聞2020年1月26日号