立憲民主県連理事、「風間氏を公認しない」との考えを示す。上越市内で開かれた討論会で
立憲民主党新潟県連の近藤貞夫常任理事(元新潟県議会議員)は26日、上越市内で開かれた討論会で、次期衆院選新潟6区で同党から立候補を希望している風間直樹氏について、県連としては風間氏を公認しないとの考えを示した。
近藤理事は、上越市の市民プラザで開かれた市民団体「市民アクション」主催の野党討論会にパネリストとして参加。「党本部と県連で平行線だが、県連は風間氏を公認しない。(野党共闘で)梅谷守氏で行く」と発言した。
新潟6区については、自民党現職の高鳥修一氏と、国民民主党新潟県連代表の梅谷氏の出馬が確実視されている。このうち梅谷氏は、前回の衆議院議員選挙(2017年10月投開票)においてオール野党で戦ったが、2000票あまりの僅差で高鳥氏に惨敗(無所属だったこともあり比例復活はなかった)。「相手の背中が見えているだけに、今回も支援者の間には野党候補1本化への期待は大きい」(関係者)。そこに、前参議院議員の風間氏が立憲民主党公認で出馬の意向を表明。ただ、党公認を巡り、風間氏と立憲民主党県連との間で見解の相違が表面化している。
なお討論会は、立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党、新社会党から1人ずつ、市議や元市議、元県議などがパネリストとして出席。安倍政権の問題点を指摘し、参加した市民からの質問に答えた。
【関連記事】
立憲民主党新潟県連が常任幹事会を開催。新潟6区の公認について議論(2020年1月18日)
https://www.niikei.jp/28919/