コロナ(新潟県三条市)が省エネ給湯機「エコキュート」の2020年モデルを5月から順次発売

外出先から「お湯はり操作」などの遠隔操作が可能に

株式会社コロナ(三条市)は、ヒートポンプ技術を利用して大気中の熱エネルギーで湯を沸かす省エネ給湯機「エコキュート」の2020年モデルとして、21機種(一般地仕様11機種、寒冷地仕様10機種)を今年5月から順次発売する。希望小売価格は、825,000円から1,100,000円(税抜)。

無線LAN対応インターホンリモコンを新たにラインアップ。専用のスマートフォンアプリ「コロナアプリ」を利用することで、外出先から「お湯はり操作」などの遠隔操作ができる。また離れて暮らす家族の湯の使用状況を確認することができるなど、「みまもり機能」を充実させている。このほか、子どもの入浴中に保温追いだきを一時停止する機能や、台所リモコンから浴室の音声を確認できる機能を新たに搭載することで、子育て世代の安心もサポートしている。コロナアプリは6月から提供を開始するという。

同社のエコキュートは、大気の熱をくみ上げて利用する高効率のヒートポンプ給湯機に、同社独自の省エネ技術を融合し、業界トップクラスの年間給湯保温効率を達成しているという。太陽光発電による「創エネ」、蓄電池による「蓄エネ」、家電の消費電力を制御する「省エネ」を連携して効果的に家庭内のエネルギーを活用するHEMS(家庭内エネルギー管理システム)にも対応。

一方、エコキュートでは通常、電気代が安い夜間の間に翌日に使う分のお湯をためている。こうしたなか、太陽光で発電した電力を自家消費する「ソーラーモードプラス」を搭載。専用のHEMSを介して、翌日の天気予測データや、前日までの消費パターンから、太陽光発電による余剰電力量を予測し、余剰電力がある場合は、その電力を自家消費して昼間にも沸き上げを行なうという(※)。

(※編集部注)これまで太陽光発電は、自家消費するより売電のほうが得だった。だが、2009年から始まった太陽光発電の「固定価格買取制度」は10年経過し、順次終了となっていくなか、売電価格は下落。昼間に太陽光発電の電気を使い、夜の電気はなるべく使わないようにするほうが得になってきている。
エコキュート

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