株式会社大崎産業(新潟市北区)が新潟県競馬厩舎跡地(新潟市北区)を取得、パークゴルフ場整備へ

写真はイメージです

新潟県は18日、新潟県、新潟市及び三条市の共有地である新潟県競馬厩舎跡地(新潟市北区、西側区画)を一般競争入札により、油圧式杭打抜や硬質地盤クリア工法などの工事を手がける株式会社大崎産業(新潟市北区)に売却したと発表した。

面積は約2万3,531平方メートルで、売却額は1億1,220万円。大崎産業ではこの土地をパークゴルフ場として活用する予定という。

一方、にいがた経済新聞が昨年6月に同社を取材したときのやりとりによると、同社は当時、パークゴルフコースの整備に向け、新潟市内やその周辺エリアを中心に土地(36ホールを整備するための土地2万から2万5,000平方メートルの土地)探しに着手していた。

パークゴルフは、クラブ1本とボール1個、ティーがあれば、老若男女関わらず誰でもプレーを楽しむことができる簡単なスポーツで、1983年(昭58)、北海道の幕別町で生まれた。健康増進に繋がることもあって、北海道内の自治体がパークゴルフコースの造成を競うように行い、その後、北海道以外の自治体や民間企業もパークゴルフ場の経営に参入し全国各地に普及していったという。

平均歩行数は36ホールの場合で約6,400歩になり、宮城県田尻町ではパークゴルフコース導入後、年間5,000万円の医療費削減の繋がったという報告もあるそうだ。また先述の通り老若男女関わらず誰でもプレーを楽しむことができるため世代間交流の活性化に繋がることも期待できる。

取材時、同社の柳村冨雄代表取締役は「スーツでも農業の帰りでも気軽にできるスポーツです」と話していた。

柳村代表取締役は、パークゴルフが盛んな宮城県に仕事で訪れる機会が多く、宮城県出張の折にパークゴルフに誘われ、プレーしたところ、面白かったことから興味を持ったという。その後、調べてみると、新潟県内にパークゴルフコースは長岡の国立丘陵公園のみしかなかったことから、普及のため自社でコースを整備することにした。

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