株式会社フジドリームエアラインズ(静岡市)が新潟=神戸線の新設などを発表、楠瀬俊一代表取締役社長が新潟県の花角英世知事を表敬訪問

株式会社フジドリームエアラインズ(静岡県静岡市)の楠瀬俊一代表取締役社長(写真左)と、新潟県の花角英世知事

株式会社フジドリームエアラインズ(静岡市)は18日、新潟空港と神戸空港を結ぶ路線の新設と、「新潟=名古屋(小牧)」線を1往復増便させることを発表した。同日、フジドリームエアラインズの楠瀬俊一代表取締役社長が新潟県の花角英世知事を訪れ、新路線「新潟=神戸」線の開設と、「新潟=名古屋」線の増便を報告した。それぞれの便の就航は、3月27日から開始される。

現在新潟空港から関西の大阪伊丹空港へ1日10便程度が就航され、利便性が高い路線が展開されている。一方で、同じ関西でも西の方に位置する神戸空港は、神戸、明石、姫路、そして足を延ばして岡山や四国と、中国地方や四国地方のマーケットをカバーすることが期待できる。現在就航されている大阪伊丹空港便とは違う需要があるのではないかということで、神戸空港便の新設に至ったという。なお神戸線については、年間4万人の利用および搭乗率65%を目指すという。

楠瀬社長は、「新潟から出かけていただくだけでなく、関西から西の方の需要を新潟に呼び込んでいただき、結果的に新潟県の活性化につながる役に立てればという思い」と話した。

花角知事は、「コロナで色々な事業が思うようにいかない中で、明るい話題をいただいた。伸びしろがあるのは関西との結びつきだと思っている。その中で、神戸便が出来るということで、バランスよくウィングが広がっていきそうで期待したい。プロモーションを一緒にやっていきたい」と話した。

一方、「新潟=名古屋(小牧)」線は、現在の1往復から2往復に増便となる。名古屋便については、今年3月27日で就航から10周年を迎え、他の路線と比較して安定した搭乗率で推移してきたという。ポストコロナ、ウィズコロナでももう少し安定的な需要が見込めるのではないかとのことで、複便化する決断をしたという。

名古屋便のダイヤに関して楠瀬社長は、「新潟からは2便とも午後の出発となり、ご不便をおかけするが、一方で中京地区からみると、朝新潟に来て昼間に仕事や観光をし、その日のうちに帰れると、日帰りも十分にできるダイヤ構成になっているので、利便性が高まるのではないかと思っている」と話した。

フジドリームエアラインズでは、7日前までの購入でお得になる「ひょういとe割り」や、誕生日月の利用でお得になる「バースデー割」、または60歳以上の方が利用できる「シニア割」を行っている。今回の「新潟=神戸」線の新設と、「新潟=名古屋(小牧)」線の増便で、フジドリームエアラインズが就航する便は、福岡線を含め往復4便から8便と倍に増えることになる。新路線と増便による新たな需要喚起に期待したい。

3月27日以降ご搭乗分の「新潟=神戸」線

増便された「新潟=名古屋(小牧)」線

 

新潟県庁に訪れた、株式会社フジドリームエアラインズ(静岡県静岡市)の楠瀬俊一代表取締役社長

 

【関連サイト】

株式会社フジドリームエアラインズ

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