「きょうの料理」矢内Pが村上市で講演 番組制作の裏話も
「撮り直しなし」「スタッフで味見」
NHKの人気長寿番組「きょうの料理」のプロデューサー・矢内真由美さんを招いた講演会が1日、村上市民ふれあいセンターで開かれ、市民ら約120人が番組制作の裏話や〝食〟についての講話に熱心に耳を傾けた。
村上の食文化を次世代につなごうと、むらかみ「食のみらい」創造協議会が主催する市民講座「むらかみ食のかたりべ学校」の一環で、全15回3年かけて、魚や野菜の選び方、郷土料理の作り方など食文化全般について学ぶ。
講演で矢内さんは、1957(昭和32)年の番組放送開始以来、およそ1700人の講師が旬の食材を使った4万点以上のレシピを伝えてきたことなどを映像を交えながら紹介し、「現場では勢いを大切にしたいから基本的に撮り直しはしない」「収録後、スタッフ全員で料理を味見する」などと制作現場の裏話も披露した。
同番組に出演経験もある村上うんめもん大使のキムラマサアキさんを交えた質問コーナーもあった。
村上新聞2020年2月9日号