浦佐毘沙門堂(新潟県南魚沼市)の裸押合が今年から3月の第一土曜日の開催に変更
日本三大奇祭の一つに数えられる浦佐毘沙門堂の裸押合が今年から3月の第一土曜日の開催に変更になり、今年は3月7日に開催されることになった。明治6年の太陽暦導入以降は毎年3月3日に行われるようになった。しかし、社会環境の変化や、国の重要無形民俗文化財にも指定されている裸押合大祭の隆盛維持、地域振興などの観点から、3月第一土曜日の開催に変更することにした。
浦佐毘沙門堂はは807年に坂上田村麻呂が東征のおり、自身の守護神である毘沙門天を浦佐の地に祀ったことが起源とされる。
浦佐毘沙門堂裸押合大祭の歴史は古く、鎌倉時代の修正会に習った正月の儀式に多勢に参拝者が訪れ、ご利益を得ようと自然に押合の形が出来上がったと伝えられているという。江戸中期の風土記「北越雪請」(鈴木牧之著)には「浦佐の堂押」として紹介され、上州、信濃、江戸などからも多くの参拝者が訪れたと記録されている。