上越教育大芸術系コースの美術展示会、約300人が訪れる
上越市にある国立大学、上越教育大学の芸術系コースで美術を学んできた学生、大学院生の展示会「第36回卒業・修了研究展」が同市あすとぴあ5階のミュゼ雪小町で6日から開かれ、12日で最終日を迎えた。6日間で約300人が訪れた。30点余りの作品の中には、昨年の上越市展の最高賞である市展賞受賞作もあり、出展した学生によると、「見に来られた人からおほめの言葉をいただいた」と話している。同大芸術コースで美術を専攻する学部4年生と、大学院修士課程の2、3年生13人が絵画、彫刻、陶芸などの作品を披露した。
自画像を展示した学部4年生の村松慶孝さんは「先生に勧められて、1年間で70枚描いた。実際に鏡を見ながら書いた」と話していた。卒業後は同大学院に進学し、教育者を目指す方向で考えているという。また、陶芸作品を出展した大学院2年の石井あさ美さんは、同市内小学生との陶芸体験に関する考察を卒業論文に記した。卒業後は、地元神奈川県の小学校教員になることが決まっている。
なお、昨年の上越市展において、ブロンズで最高賞の市展賞を受賞した大学院生の竹本悠太郎さん、陶芸で佳作賞を受賞した同大の坂木杏未香さんの作品も展示されていた。