水鳥の宿さきはな、じゃらんネットの賞を受賞したキッカケは「女将のある返信」
「ゆらりゆら 水鳥の宿 さきはな」(阿賀野市)は、ホテル・旅館予約サイトの「じゃらん of The year ベストコミュニケーション大賞」(2013年)、「楽天トラベルブロンズアワード2017」を受賞している。
じゃらんネットの賞を受賞したキッカケは、女将の関谷勝子氏が、宿泊客が帰宅後に「じゃらんネット」に投稿した文章に対する返信だったという。その投稿と返信を紹介します(4月10日号に水鳥の宿 さきはなの記事を掲載しています)
2013年2月14日の投稿
一人旅で宿泊しました。平日でしたので静かにのんびり出来ました。色々とこだわっている感じですが…、気になった点がありましたので。小さな宿なんですが、今ひとつ気配りが足りないように感じました。ロビーにいるとホテルの方の話声が筒抜けです。風呂場の洗面台など部屋や設備、古いチラシや壊れた壁、照明含め残念なところも。女将や仲居さんの接客は感じがいいので、もったいないですよ。女将さん、接客業は大変かもしれませんが、お客様の目線を忘れずに、応援してますよ。お世話になりました。
女将の返信
○様へ・・女将より
この度は、さきはなにご宿泊下さいまして、誠にありがとうございました。
また、ありがたいお声をいただき、重ねてお礼を申し上げます。
ご滞在中は、ご不便をおかけいたしました、とともに、いろいろとご指導を賜りまして、心より感謝を申し上げます。
あの日以来、数々の点について、今一度良く考えて、一歩から出直すつもりで励んでおります。
「女将さん、接客業は大変かもしれませんが、お客様の目線を忘れずに、応援してますよ」
・・ハイ!かしこまりました!・・身に沁みるお声に胸がいっぱいでございます。
このようなお恥ずかしい点数をいただいても、なぜか心は晴れやかで・・
きっとお発ちの際に、ノントモ様からいただいた笑顔のおかげでございます。
見ていて下さい!さきはなはもっともっと良い宿に必ずなります!
またのお越しを心よりお待ちいたしております。 さきはな
さきはな 女将 関谷 勝子
こうした宿泊客とのコミュニケーションを大切にする姿勢は、宿の経営面でもプラスに働いているようだ。