株式会社コメリ(新潟市南区)が2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表、リフォーム・住関連が堅調

コメリ

株式会社コメリ(新潟市南区)は25日、2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。営業収益2,939億8,300万円、営業利益251億2,200万円、経常利益255億3,700万円、親会社株主に帰属する四半期純利益171億3,700万円となった。

同社は第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、対前年同四半期増減率については、2021年3月期に当該会計基準等を適用したと仮定し算定した場合、営業収益は前年同期比1.9%減、営業利益は同8.6%減、経常利益は同7.7%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は同8.3%減となった。

コロナ禍のもと、同社グループは、社会的インフラとしての役割を果たすべく、全国11か所の物流センターを中心とする物流網と全国1,200を超える店舗網を活用し、工務店などをはじめとする建築事業者への工具、金物、建築資材や、農家への肥料、農薬、農業資材など地元のプロの顧客が使用する商品の安定供給に注力した。

また、「家」を「過ごしたい場所」に変えていく提案をするため、多くの顧客が利用するDIYやガーデニング資材、レジャー用品など住まいや生活に関する商品の安定供給・商品提案にも努めた。

営業概況としては、前連結会計年度の緊急事態宣言下で急増した需要の反動減や天候不順などの影響があったが、DIY、ガーデニング資材などを含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・農業用品といった核カテゴリーは底堅く推移した。

その中でも、住まいの環境改善ニーズは依然として高く推移しており、リフォーム・住関連サービス需要は堅調に推移した。

また、重点施策として進めている自社開発商品については、堅調に売上を伸ばし、売上高構成比率も前年同四半期比で1・8%増の45.7%へ上昇。中でも、顧客の潜在ニーズを顕在化させた「取っ手が握りやすいバケツ」「ソーラー式充電センサーライト」「作業用空調ベスト」「コンベックスホルダー」「らくらくコンテナベルト」の5商品が2021年度グッドデザイン賞を受賞した。

さらに、リフォーム事業は全店で受付可能な住宅設備機器の簡易取付・施工サービスや、庭木の手入れ、エアコンクリーニングなどの住関連サービスを拡充したほか、従業員の教育体制も強化したことで堅調に推移した。

一方、出店については、コメリパワーを4店舗、コメリハード&グリーンを6店舗、コメリPROを2店舗それぞれ開店したほか、業態転換・移転増床などに伴い、ハード&グリーンを7店舗、アテーナを1店舗それぞれ閉店した。

これらにより、第3四半期末の店舗数は、パワー80店舗、ハード&グリーン1,117店舗、PRO8店舗、アテーナ7店舗、合計で1,212店舗となった。

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