新潟脳外科病院が先月、医療費などの悩みを相談できる窓口を開設
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会がFPを派遣
NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会、東京都)は先月、新潟脳外科病院(新潟市)へファイナンシャル・プランナー(FP)を派遣する事業を始めた。これに伴い、新潟脳外科病院では、FPが、患者や家族の抱える医療費などの悩み相談に乗る窓口を開設した。FPは、中立的な立場から悩み相談に乗り、解決に向けた手助け(金融コンシェルジュ)を行なう。日本FP協会によるFP派遣は、信越地方では初という。
新潟脳外科病院での「金融コンシェルジュ」の開催は来年3月20日までで、原則毎月10日、20日に開催する。相談は1日3組で、各回60分。予約優先となる。相談料は、無料。
金融コンシェルジュは、金融庁の官民ラウンドテーブルの作業部会「高齢化社会と金融サービス」の報告書(2013年5月公表)で提言された制度。それに基づき日本FP協会が2013年から実施しており、これまでに東京、愛知、大阪など全国各地の病院・介護施設へFPを派遣してきた。また直近では、高知や群馬の医療機関でも実施しており、今回の新潟を含め1都2府8県で派遣している。