柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)で5人が新型コロナウイルス感染症に感染
東京電力ホールディングス株式会社(東京都千代田区)は27日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)の業務に従事している協力企業社員5人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。
1人目は、上越市に居住する50歳代の男性。24日に発熱の症状があったことから医療機関を受診し、PCR検査を実施したところ、26日に陽性が判明。保健所の指示により自宅療養をしているという。同社が確認している行動歴によると、感染した協力企業社員は、主に発電所構内の6号機安全対策工事関連業務に従事しており、最後に発電所構内で勤務した日は21日。直近2週間では、中央制御室への立ち入りや運転員との接触はなく、新潟県外への往来および海外渡航歴もない。また濃厚接触者については、発電所関係者の中で、この社員と同じ事務所に勤務する4人のうち2人は、既に公表済みの感染患者。他2人は24日より自宅待機をしているという。
2人目は、新潟市に居住する40歳代の男性。24日に県内で感染した人との接触があったことから自主的にPCR検査を実施したところ、25日に陽性が判明した。保健所の指示により自宅療養をしているという。同社が確認している行動歴によると、感染した協力企業社員は、主に発電所構外の協力企業の倉庫にて、鋼材の加工業務に従事しており、最後に勤務した日は14日。直近2週間では、中央制御室への立ち入りや運転員との接触はなく、新潟県外への往来および海外渡航歴もない。濃厚接触者については確認中という。
3人目は、柏崎市に居住する40歳代の女性。25日に県内で感染した人との接触があったことから、保健所の指導に基づきPCR検査を実施。26日に陽性が判明した。保健所の指示により自宅療養をしているという。同社が確認している行動歴によると、感染した協力企業社員は、主に発電所構内の事務所で書類受付け業務に従事しており、最後に発電所構内で勤務した日は25日。直近2週間では、中央制御室への立ち入りや運転員との接触はなく、新潟県外への往来および海外渡航歴もない。また発電所関係者の濃厚接触者はいないという。
4人目は、柏崎市に居住する40歳代の男性。25日に発熱の症状があったことから医療機関を受診しPCR検査を実施し陽性が判明した。保健所の指示により自宅療養をしているという。同社が確認している行動歴によると、感染した協力企業社員は、主に発電所構内の6号機安全対策工事関連業務に従事しており、最後に発電所構内で勤務した日は24日。直近2週間では、中央制御室への立ち入りや運転員との接触はなく、新潟県外への往来および海外渡航歴もない。また濃厚接触者は、発電所関係者の中でこの社員と同じ事務所に勤務する4人で、25日より自宅待機をしているという。
5人目は、十日町市に居住する50歳代の男性。25日に発熱の症状があったことから医療機関を受診しPCR検査を実施。26日に陽性が判明し、保健所の指示により自宅療養をしているという。同社が確認している行動歴によると、感染した協力企業社員は、主に発電所構内の6号機安全対策工事関連業務に従事しており、最後に発電所構内で勤務した日は24日。直近2週間では、中央制御室への立ち入りや運転員との接触はなく、新潟県外への往来および海外渡航歴もない。また濃厚接触者は、発電所関係者の中でこの社員と同じ事務所に勤務する4人で、25日より自宅待機をしているという。
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