新潟県が農林水産物輸出拡大検討委員会を開催、令和6年度の輸出目標額などを決める
新潟県は27日、最終回となる「第3回新潟県農林水産物輸出拡大検討委員会」を開催し、県産農林水産物輸出拡大実行プランの素案を提示するとともに、輸出拡大に向けた取り組み(目標額、ブランド構築)、輸出課題の整理、(農産物の輸出拡大で所得向上を図るなど)新たな生産者増加に向けた機運醸成などについて意見交換した。
錦鯉などを県の農林水産物の輸出の現状については、令和2年度の実績で36億円。また平成31年に策定した「新潟県総合計画」で、食用一次産品及び花きを対象に令和6年度20億円の目標を掲げている。
一方、輸出拡大実行プランに盛り込む輸出目標額は、県産農林水産物全体を対象に設定。具体的金額については、2月に始まる県議会で説明する予定で、27日は公開しなかったが、現状の目標値よりはかなり大きな額という。また重点品目に位置付けている米、錦鯉については国別の目標額もあるそうだ。
輸出拡大に向けたブランディングについては、ロゴの統一、多言語やSNSでの発信などを行なっていく。