株式会社有沢製作所(新潟県上越市)が2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表、ディスプレイ材料の伸長などで増益に

株式会社有沢製作所(新潟県上越市)は27日、2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。売上高326億6,385万5,000円、営業利益28億300万5,000円、経常利益31億5,565万9,000円、親会社株主に帰属する四半期純利益29億7,116万8,000円となった。

2022年3月期会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用しており、当期の実績値と「収益認識に関する会計基準」等を適用前の前期の実績値を単純比較すると、売上高前年同期比5.6%減、営業利益同26.1%増、経常利益同37.8%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は同115.3%増と減収ながらも増益となった。

各セグメント別の業績は次の通り。

 

電子材料

部品供給不足の影響により、フレキシブルプリント配線板(電気回路を形成した基板)材料の販売が減少したことから、売上高は228億3,100万円(前年同期比3.9%減)、セグメント利益は23億7,300万円(同8.0%増)となった。

 

産業用構造材料

航空機用材料販売が減少したことから、売上高は52億1,000万円(同19.2%減)、セグメント利益は品種構成の変化により、6億5,900万円(同3.1%増)となった。

 

電気絶縁材料

工業用、動力用など重電機用の絶縁材料の販売が増加したことから、売上高は19億4,900万円(同12.5%増)、セグメント利益は2億4,200万円(同99.5%増)となった。

 

ディスプレイ材料

3D材料での新規顧客増加と、関連会社・カラーリンク・ジャパン株式会社(新潟県上越市)でのプロジェクターなどの偏光利用機器の販売が増加したことにより、売上高は23億5,800万円(同15.5%増)、セグメント利益は6億2,900万円(同411.6%増)となった。

 

その他

売上高は3億1,400万円(同74.8%減)、セグメント利益は1億3,200万円(同24.4%減)となった。

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