小柳建設株式会社(新潟県三条市)が、サブスクリプション除雪サービスの試験運用を開始
小柳建設株式会社(新潟県三条市)は28日、サブスクリプション(定額課金)による除雪作業サービスの試験運用を2021年12月から開始したと発表した。新たな事業モデルによって、受発注者双方の予算管理業務の軽減や作業の標準化などの、働き方の改革につなげることを目指すとしている。
従来は官庁や民間企業から除雪依頼を受け、実際に除雪作業が稼働した時間に応じて料金を請求していたが、請求金額が降雪量に大きく左右される現状があった。顧客から「予算管理がしづらい」という声が上がり、サブスクリプションサービスを始めることにしたという。
サブスクリプションサービスを展開することで、顧客は予算管理が容易になるだけではなく、除雪が必要か判断に迷う場合も気軽に依頼できるというメリットがある。受注者側である小柳建設も、降雪が少ない年でも除雪機器にかかる固定費を回収しやすくなるというメリットを見込める。
今回、試験的な事業モデルの運用を2021年12月から新潟県加茂市の企業を対象に開始した。試験運用の結果を参考にして、2022年度の冬にはサブスクリプション事業モデルの確立を目指すという。
今後は工事駐車場の区画線やアスファルト修繕などのサブスクリプションサービスの展開も検討していく。
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