新潟市秋葉区で新型コロナウイルスの感染が確認された患者の母親は陰性

左から危機管理監、秋葉区長、保健衛生部長、保健所長、福祉部長、教育次長、新潟市民病院事務局長

新潟市は1日、秋葉区で新型コロナウイルスの感染が確認された患者の母親(濃厚接触者)のPCR検査を、新潟市衛生環境研究所で行った結果、陰性であることが判明したと公表した。ただ、これまでに陰性という結果が出た後に陽性の結果が出たケースがあることから、今後も2週間ほど健康観察(体温、せき、体調の変化など)を継続していくという。ただ、症状に変化がなければ、再検査は行わない。

なお、母親は、陰性だったことから、2種感染症指定医療機関である新潟市民病院の退院に向けて準備中。退院後は、自宅に戻るか転院するかは未定。また、母親が陰性だったことから、母親の通うデイサービス施設における感染の可能性は低いとしている。

患者本人の容態については大きな変化はないが、昨日38度台と報告のあった熱は37度台で推移している。また、若干の咳があり風邪のような症状を呈しているという。

一方、患者との濃厚接触者は、患者本人の話などから数十人ほどと見られているが、市では、その多くを把握していて、うち50人とはすでに連絡が取れ、自宅待機を要請するとともに、順次、PCR検査を進めている(50人の中には、患者が発熱後の26日と、倦怠感を感じた28日に通院した医療機関の医師や看護師を含まれる)。15時現在、約20名がPCR検査を終えており、2日夕方に結果が判明する。また、50名の中には電話でのやり取りのなかで、咳や熱っぽいと自己申告した人もいたそうだ。

このほか、1月15日に開設した市の相談窓口の電話件数は、開設から一昨日までの間におよそ800件だったが、感染の報道があった昨日(29日)は、1日だけで、150件の電話があった。本日(1日)も多くの電話があるが、昨日(29日)ほどではないという。ただ、電話が繋がりにくい状況のため、月曜日以降、現在複数台(人員8人)で対応している電話機の台数を増やす。

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