新潟県が「今冬の雪による被害状況について」(第6報)を発表
新潟県は2日、「今冬の雪による被害状況について」(第6報)を発表した。数字は2日10時30分現在で市町村から報告があったものを取りまとめているが、今後変更になる場合もあるという。
それによると、人的被害は10人(死者1人、重傷者5人、軽傷者4人)で、住家被害、非住家被害はいずれも0(表参照)。
人的被害では、2月18日に南魚沼市内で30代男性が大型トラックの天井の雪を除雪作業していたところ謝って転落し頭部を強打。その後、病院に搬送されたが、2月27日に右急性硬膜血腫で死亡した。
また1月22日に妙高市内で80代男性が屋根の雪下ろし作業後に梯子で降りる際に梯子から転落して右肩脱臼などの重傷を負ったほか、2月6日に50代男性が除雪機に搭乗する際に謝って搭乗ステップから転落し右肺部打撲などの重傷を負った。
さらに2月9日には30代男性が除雪機のブロワの雪詰まりを、エンジンを停止させ排雪しようとしたところ、惰性でブロワが動き右手を挟み右手指切断の重傷を負ったほか、同じ9日に魚沼市で80代男性が除雪作業中に雪で滑り転落し、左大腿骨頸部骨折の重傷を負った。
なお平成30年度(3月26日現在)は人的被害56人(うち死者4人)、住家被害0棟、非住家被害1棟だったほか、大雪だった平成29年度(3月5日現在)は人的被害280人(うち死者20人)、住家被害24棟、非住家被害42棟。
平成29年度(3月5日15時)
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/59983.pdf
平成30年度(3月26日15時30分)
https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/198209.pdf