株式会社有沢製作所(新潟県上越市)が子会社元従業員の不正行為を発表、会計伝票操作などにより銀行預金の過大払い出しを行ない私的に流用
株式会社有沢製作所(新潟県上越市)は31日、同社子会社にて元従業員の不正行為が判明したと発表した。
元従業員が2021年7月から11月にかけて会計伝票などを操作することにより銀行預金の過大払い出しを行い、私的に流用をしていたという。被害総額は7,300万円で、うち1,800万円は元従業員より弁済を受けている。
元従業員に対してはすでに懲戒解雇処分を行っており、刑事告訴を視野に入れつつ、責任の追及を進めている。
一方、同社グループではすでに研修などを通じて、コンプライアンス意識の徹底を図ってきたが、コンプライアンス意識のさらなる徹底をはかるとともに、業務フローの見直し、管理体制の強化を行い、グループ全体で再発防止に努めていくという。
なお2022年3月期第3四半期決算において全額経理処理しており、連結業績に与える影響は軽微という。