新潟県五泉市と阿賀野市で、「買い物難民を救え!」がコンセプトの「とくし丸」が営業開始

販売員と買い物客(カワマツ提供)

新潟県内18万5,000人の、買い物弱者支援と見守りがコンセプト

4日、「買い物難民を救え!」がコンセプトの移動スーパー「とくし丸」が、五泉市村松および阿賀野市の一部のエリアでの営業を開始した。

「とくし丸」は、その企画元の株式会社とくし丸(徳島市)と地域スーパーの契約の元、日本全国で展開されている移動スーパー。地域スーパーが各地で、自社が取り扱う生鮮食品や生活雑貨等の、軽トラックを使った移動販売を担う販売パートナーを募集する形で運営されている。

新潟県では第一スーパー(県内では妙高市に1店舗)、かわちや(同、阿賀町に1店舗)、にいつフードセンター(新潟市秋葉区中心に9店舗)、マルイ(下越・中越中心に26店舗)がそれぞれ販売パートナーを抱えているが、4日に営業が始まったのはこのうち、にいつフードセンター五泉店から出発し、五泉市村松と阿賀野市の一部エリアで営業される、同スーパーチェーンの第5号車。

とくし丸5号車(カワマツ提供)

にいつフードセンターは、株式会社カワマツ(新潟市秋葉区)の直営店舗。同社は農水省の統計を参考に、新潟県では「生鮮品販売店舗までの距離が500m以上で、自動車利用困難な65歳以上の人口」が18万5,000人、また75歳以上に限っても13万5,000人いると見ている。こうした買い物弱者の支援および見守りを、地域密着スーパーマーケットを展開する同社ができる社会貢献のシステムとしてたどり着いたのが、「とくし丸」だという。

カワマツは報道に宛てたリリースの中で、「『移動スーパー・とくし丸』の素晴らしいところは、販売パートナーと呼ばれる、販売担当者と、直接顔を合わせ、会話をして、お買物が楽しめるという点です。」と述べている。基本的には1軒あたり、1週間に2回の訪問になるとのことで、それが自然と買い物弱者の「見守り」にもなるという。

4日に営業を開始した「とくし丸」の営業エリアは、次の通り。

  • 五泉市
    論瀬、清瀬、荻野島、笹堀、尾白、小搦、小流、馬下、佐取、赤羽、四ツ谷新、土堀、猿和田、中川新、東四ツ屋、小栗山、小山田、切畑、大谷、大須郷、菅出、大蔵、柄沢、不動堂、川内、下阿弥陀瀬、矢津、石曾根、橋田、能代、西四ツ屋、町屋、尻上、大沢、中名沢、千原、長橋、笹野町、刈羽、中野橋、青橋、南田中、寺田、上野、牧
  • 阿賀野市
    久保、六野瀬、新保、渡場、草水、小松

お問い合わせはにいつフードセンター、0250-22-0013まで。

買い物の様子(カワマツ提供)

ポスター

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