新潟県村上市の宮尾酒造が「〆張鶴 純米大吟醸」3種発売 袋絞り雫酒、少量限定で
ビン詰めを冷蔵貯蔵、香味閉じ込め熟成
村上市の宮尾酒造(宮尾佳明社長)は今月中旬と来月にかけて、新製品「〆張鶴 純米大吟醸」3種を発売する。
同社は30年ほど前から、大吟醸とは一線を画した上質の酒を作ろうと模索。純米吟醸酒を長年造ってきた経験を活かしながら研究を重ね、今回の発売に至った。
仕込み水は朝日連峰の伏流水を使用し、原料米は自社精米の山田錦。火入れは上槽後の1回のみ行い、そのままビン詰めして冷蔵貯蔵。華やかな香味を閉じ込めて熟成させた逸品だ。
「RED LAVEL(レッドラベル)」(1・8㍑1万2千円、720㍉㍑6千円)が精米歩合35%、圧搾ろ過絞り、3月中旬に店頭販売。「BLUE LAVEL(ブルーラベル)」(1・8㍑2、万6千円、720㍉㍑1万3千円)が同35%で醪を入れた袋から自然にしたたり落ちてくるものだけをとった希少な袋絞り雫酒。「PLATINUM LAVEL(プラチナラベル)」(1・8㍑4万6千円、720㍉㍑2万3千円)はさらに精米歩合を30%まで削った袋絞り。後者2種は小売店で来月10日まで申し込む。来月24日から蔵元より順次発送する。
宮尾社長は「長年研究して、最高の技術で造った純米大吟醸を楽しんでいただきたい」と話していた。
村上新聞2020年3月8日号