マルソー、新潟市中央区本町に保育施設を開園
今後は24時間対応も検討
総合物流業のマルソーグループ(三条市)は今月、新潟市中央区本町に、保育施設「古町わくわくちびっこ園」を開園した。いわゆる企業内の社内保育所だが、地域枠があり、近隣の会社などで働く人も子供をあずけることができる。利用可能時間は7時から20時。月額利用料は、0歳児が3万円、1~2歳児が2万円(いずれも給食や諸経費込み)。受け入れ年齢は0~2歳児。定員は19人。
マルソーグループとしては、国の企業主導型保育事業の補助を受けた施設として県内第1号となる本社内の「月岡わくわくちびっこ園」、同社で最も多くの女性が働く新潟巻潟東SLC内の「巻潟東わくわくちびっこ園」に続く、3か所目の社内保育所となる。
利用に際しては、親が持参するものを少なくなるようにしている。例えば、託児所にはハンモックベッドがあることから“お昼寝布団”は不要で、タオルケットだけ持っていくだけで済む。また、朝の会を決まった時間に行うことで、様々な経験を積めるという。給食は地産地消、旬な食材、無添加にこだわっているほか、新潟市の献立を応用しながら「食への興味」を育むように工夫している。このほか、小児科をもつ竹山病院と提携しており、病児保育にも対応可能となっている。
今後は、人材確保なども課題はあるものの、「20時から翌朝7時」までといった利用時間も設け、夜間に飲食店で働く人の需要などに応えていくことも検討している。
開設・運営は、3か所ともマルソーの子会社であるファースト・ブレイン(三条市)が担当。なお同社では、マルソーグループの社内保育所の開設だけでなく、他社が保育施設を開設・運営する際のコンサルティングや、開設の申請、受託運営などを行っており、既に、「他社の保育施設の運営も手がけている」(同社)という。
【古町わくわくちびっこ園】
新潟市中央区本町通7番町通1146 MY’sビル2階