新潟県で初めて設置された、ナガワの「スーパーハウス」による新型コロナウイルス外来室
新潟市内のある病院の新型コロナウイルス外来室として、株式会社ナガワ(東京都千代田区)が生産・レンタルする「スーパーハウス」が使われている。
「スーパーハウス」は、ユニック車(クレーン付トラック)によって配送し、吊り下ろすだけで設置可能なユニット型ハウス。主に工事現場における事務所や倉庫などで使われることが多いが、新型コロナウイルス感染症拡大により、医療関係の緊急仮設スペースとしてのニーズが増加。多くの感染者を乗せたダイヤモンドプリンセス号の横浜停泊時も、医療従事者等が使う施設として用いられた。同じように全国規模で、外来患者受け入れ等の目的での設置が増えてきているという。
同社新潟営業所によると、3月に新潟県内で初めて、新型コロナウイルス外来室としての「スーパーハウス」を、新潟市内の病院に設置したとのことだ(病院名は非公表)。
ナガワは、新潟県では新潟市、長岡市、上越市に事業所を展開し、県内でレンタル可能な保有棟数は6,500棟ほど。「SH-H4型」以外にも、様々なサイズの「スーパーハウス」を提供できるという同社は、「今回のコロナウイルスのみならず、今後、急に施設が必要になる場合も、すぐにお力になれるよう努めさせていただきます。」と述べている。
なお今回設置された「スーパーハウス」による外来室は、毎日きちんと殺菌・消毒をして使用されているという。
設置されたのは「SH-H4型」。概要は次の通り。
【SH-H4型概要】
幅:2,300mm
長さ:5,450mm
高さ:2,670mm
面積:12.54㎡(3.79坪)
主な用途:事務所、作業場、倉庫等
※3月の納期の目安は2週間ほど