新潟市の中原八一市長が新潟県の花角英世知事に新型コロナに関して協力を要請

新潟県の花角英世知事に協力要請する新潟市の中原八一市長

新潟市の中原八一市長は11日、新潟県の花角英世知事を訪れ、新型コロナウイルス感染症に関する協力要請を行った。

新潟県内では、これまでに11例の感染者が確認されているが、そのうち10名が新潟市内で発生。第二種感染症指定医療機関である新潟市民病院の陰圧室(6床)は満床となっていることから、県立新発田病院に1名、市内の協力病院に4名が入院している。

また、現在、新潟市のPCR検査(30件/1日)は、対応できている状況にあるが、今後、感染者が増える可能性もあり、そうなれば、疫学調査、PCR検査ともニーズが増え、新潟市だけでは対応できなくなる可能性がある。

こうしたなか、中原市長は、花角知事に対し、「今後、新たな感染者がさらに増えるということも十分予想されます。本市の努力だけでは、今後の増加次第では対応が難しくなるということも考えられる。感染者の病院の受け入れ調整について県のご協力をお願いしたい」と要請するとともに、疫学調査(感染の全体像や病気の特徴などを調べることで、今後の感染拡大防止対策に用いることを目的として行われる調査)や、PCR検査の協力についても要請した。これに対し、花角知事は、「県としても全面的に協力させていただくく」と話していた。

花角知事との話し合い終了後、中原市長は、「新たな感染者が発生した後、受け入れ先(病院)の調整が難しくなっている」と課題を説明し、「今後、県の現場と市の現場が調整して、具体的な連携策を探っていくことになる」と語っていた。

なお、昨日までの段階で、県では25病院100床の受け入れ先を確保しているほか、80件/1日のPCR検査を行う能力を持っている。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓