株式会社メビウス(新潟市)、3DキャラクターとVRモデルで会社や工場をリアルにPRする事業を今春立ち上げ
株式会社メビウス(新潟市)は、室内空間の3Dモデルを作成するサービス「Matterport」で撮影した室内空間の3Dモデルに、VTubeなどのコンテンツを付加した、工場や会社をPRする手段の実証プロジェクト(プロジェクト名は「VR×C=VRXC(ブイアールクロスシー)」を実施した。この実証の成果を活用し今年4月をめどに事業として提供を開始する予定。
新型コロナウイルスの影響により、社会活動は非対面・非接触での対応が求められている。製造業を中心とした現地設備など見学や、採用活動における企業見学などでもWeb会議ツールの活用が進んでいるが、臨場感が伝わらず、訪問と遜色なく空間の魅力を伝える新たな手法の模索が続いている状況という。
こうしたなか、実証では、新潟県内に立地する金属製品製造業の工場を対象に、MatterportにVtuberなどのコンテンツを付加。非対面・非接触・遠隔・自動で現場の魅力を伝える3Dコンテンツとして公開し、技術要素の検討や事業化に向けた検証を実施。
また実証は、新潟市が展開するDXを促進する会員制プラットフォーム「DXプラットフォーム」内にてコンソーシアムを形成し、メンバー企業である石﨑鐵工所、清水工業、米谷製作所の協力のもと、各社の工場PRを念頭にコンテンツを作成した。なお、本実証は「新潟市概念実証支援補助金」を活用し実施している。
一方、事業化後は、企業・設備などのPRをターゲットとして提供を行っていくが、将来的にはIoTによる取得値の反映などデジタルツインの基盤としての応用も見込んでいる。また、工場・企業の発信にとどまらず、新潟市内の観光などの他産業への適用によって市域内の産業振興にも寄与することも目指していく。
3Dコンテンツは、実証特設サイトからみることができる。
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