SIIG株式会社(新潟県柏崎市)、釣果記録ゲームアプリ「FishRanker」に釣り大会をサポートする機能を追加
釣果(※1)記録ゲームアプリ「FishRanker(フィッシュランカー)」を運営するSIIG株式会社(新潟県柏崎市)は、新たに釣り大会の管理機能をリリースした。釣り大会にアプリを導入することで、参加者の安全管理や魚を釣り上げたエリアの特定などが可能になり、よりフェアな大会運営ができるという。
フィッシュランカーは、「釣果記録」にゲームのような体験を融合した釣り人向けアプリで、2020年11月にiOS版、昨年5月にAndroid版をリリースした。若手アングラー(※2)を中心に注目を集めており、投稿数は1万件を突破している。
釣り大会の管理機能では、参加者(競技者)のスマートフォンのGPS機能を使って大会運営者は参加者がどの地点で釣りをしてしているかをリアルタイムで把握できるほか、各釣り場の混雑状況も高い精度で可視化されるため、「密集・密接」の回避を促すアナウンスが可能になる。
また釣り場が指定される釣り大会では特定のエリアに競技者が集中することが多く、スムーズにポイント選びができないという問題があったが、混雑状況の把握により、競技者がポイント選びにかかる時間も短縮できる。
さらに、競技者の現在地と成績をリアルタイムで共有することで、釣り大会にギャラリー(観客)が生まれ、そうした観客が「スポーツを観戦する感覚」で釣り大会を楽しむことができるようになり、「エンターテインメント性」を強化した新たな釣り大会の形を模索していくこともできる。
昨年10月に新潟・佐渡島で開催された「第1回 佐渡ビッグゲームFishRankerカップ」では一部試験導入し、参加者が魚を釣り上げた地点の確認や、釣り禁止エリアへの立ち入り防止、検量への帰着確認など、よりフェアで安全な釣り大会の運営を実現することができたという。
(※1)釣果=釣り上げた魚のこと
(※2)アングラー=釣り人のこと