新潟県上越市の老舗料亭やすねが宴席部門を休業

やすね

新潟県上越市の老舗料亭やすね(安田浩社長)が、宴席部門を休業することが関係者などの取材でわかった。従業員の一部は4月15日付で解雇となる。新型コロナウイルスの影響などで、イベントや宴会のキャンセルが相次ぎ、苦渋の決断となった。なお、居酒屋の「かくれ屋おと」業態3店舗、グループ企業が東京で展開する割烹「上越やすだ」3店舗は継続の見通し。

関係者によると、今月11日に従業員に説明があったという。同社は1894年創業。結婚式場や法事、宴会のほか、夏季には屋上ビアガーデンも営業。2007年には「かくれ屋おと」仲町店、2010年に同店御幸店、2019年には同市仲町に「おとはなれ」をオープンしていた。「おと」業態は継続する見通し。

なお、グループ企業の割烹「上越やすだ」は恵比寿店、銀座二丁目店、新橋銀座口店の3店舗を展開しており、営業は継続する見通し。

上越市では老舗の名門だけに、閉鎖に関して同市内では落胆の声も聞かれている。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓