2018年度グッドデザイン賞の応募説明会が開催

プロダクトデザイナー鈴木啓太氏のセミナーも

県央リサーチコアで開かれた2018グッドデザイン賞の様子

2018年度グッドデザイン賞の応募説明会が26日、燕三条地場産業センター・リサーチコアで開かれた。

グッドデザイン賞は、様々に展開される事象の中から「よいデザイン」を選び、顕彰することを通じて、人々の暮らし、産業、社会全体をより豊かなものへと導くことを目的とした(公財)日本デザイン振興会が主催する「総合的なデザイン推奨制度」。受賞作品には「Gマーク」をつけることが認められ、「よいデザインの指標」としてPR等に活用される。

(人が、ある理想や目的を果たすために築いたものごと=デザイン)という定義のもと、対象となるのは製品や建築の「モノデザイン」ばかりでなく、システム、サービス、取り組みなどの「コトデザイン」にも及ぶ。2017年度は審査対象数が4495件、そのうち受賞件数が1403件となっている。

2018年度のフォーカスイシューは「働き方を変える」「ローカリティを育む」「社会基盤を築く」「技術を活かす」「学びを高める」「生活価値を見出す」「共生社会を描く」の7旨。4月4日から5月23日の応募期間(オンライン応募のみ)に、一次審査(書類審査)が5月31日~6月26日、二次審査(現品審査)が6月27日~9月4日で行われる。二次審査に通った時点で「グッドデザイン賞受賞」となるのだが、さらにその先、ベスト100に選ばれた作品の中から特別賞が選出される。

この日は冒頭に応募説明が行われた後、特別企画として著名プロダクトデザイナー・鈴木啓太氏(プロダクトデザインセンター代表取締役)のセミナーと相談会が開かれた。鈴木氏は自らのブランド「THE」を主宰し、家電、モヴィリティ、家具、日用品、アートに至るまで国内外でさまざまなプロジェクトを手掛ける。またグッドデザイン賞の審査委員でもある。

鈴木氏は「商品企画のコツ」を軸にブランディングの手法やプロジェクトで考えるべきことなどを解説。質問コーナーでは参加者と活発な意見交換も見られた。

「THE」を主宰するプロダクトデザイナー・鈴木啓太氏による講演

2017年度受賞作品から(株)スノーピークの「フィールドバリスタシリーズ」

2017年度受賞作品、(株)MGNETの「020シリーズカードケース」

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