新潟市内で新たな新型コロナ感染者を確認
新潟市は16日、市内16例目(県内では17例目)となる新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。
新たに確認された感染者は、東区在住の50歳代女性の福祉施設職員(日本国籍)。14日に確認された15例目感染者(東区在住の80歳代男性)の濃厚接触者の1人で、15例目感染者が利用していた新潟市内の福祉施設職員(なお濃厚接触者数は15日現在で14名=全員施設の関係者と利用者ですべてPCR検査済み)。熱はあったが、16日は鼻水の症状だけだという。本日中に市内協力病院に入院する予定。
行動歴、濃厚接触者については現在調査中。
勤務先の福祉施設ではデイサービスなどを提供しており、「送迎を含めた一連のサービスの中で感染した可能性がある」と、市は説明した。当該福祉施設については16日から当面サービスを停止するという。ただ、濃厚接触者に含まれる職員や利用者は自宅で健康観察となるものの、施設としてはケアマネージャーを中心に、この他の利用者に代替サービスを行うようだ。
一方、第二種感染症指定医療機関である新潟市民病院に入院していた患者のうち、昨日1人退院したほか、今後順次退院していく見通しという。なお国の方針により退院後も4週間は自宅待機になるという。
このほか、市は13例目の感染者(東区、30代女性、リンコー運輸)の行動歴や病状の経過について、本日までに判明した内容を改めて説明。この感染者は2月25日に亀田総合体育館(個人利用)、26日に東総合スポーツセンター(個人利用)、3月3日に東総合スポーツセンター(個人利用)を利用している。いずれも同じスポーツ愛好グループのメンバー数名とともに利用していたという(25日7人、26日5人、3日5人。この3日間の人数には10例目の感染者を含む)。
また、これまでの症状の経過としては、市で発症日と捉えている27日に39度の発熱・関節痛・倦怠感・悪寒などの症状が出て、28~29日にも37度台から38度の発熱がみられたため、29日に市内の医療機関を受診。ただ、3月に入ってからも2日から4日まで、37度台前半の発熱があったという。この後、10日に保健所から10例目の患者の濃厚接触者であるとの連絡があり、11日にPCR検査を実施し、翌12日に陽性が判明。同日、第二種感染症指定医療機関である県立新発田病院に入院となった。