新潟県妙高エリアのスキー客は前期比4・5%減と健闘
新潟県妙高市の行政や旅館などで構成する一般社団法人妙高ツーリズムマネジメント(古川征夫理事長)によると、昨年12月から今年2月末までの妙高エリアのスキー利用客は前年同期比4・5%減となり、暖冬小雪の影響がありながらも減少幅が少なかったことがわかった。
昨年12月は小雪の影響でオープンが遅れたことが響き、同40%減と大幅にダウン。しかし、1、2月に盛り返し、比較的小幅な減少にとどまった。同法人の早津之彦事務局長は、1、2月は長野県の黒姫や白馬など近隣のスキー場が雪不足だったため、積雪があった妙高エリアに人が集まったと分析している。
また、同期間の同市赤倉温泉の宿泊状況を見ると、オーストラリア人がキャンセルもなく来客するなどインバウンドも堅調に推移したが、2月末くらいから香港や台湾の観光客のほとんどにキャンセルが出たという。
現在一番少ない同市の杉の原スキー場でも積雪が90センチあり、妙高エリアでは3月末までスキーシーズンが続くが(一部スキー場はゴールデンウイークまで営業)、3月は新型コロナウイルスの影響で落ち込みが予想される。しかし、早津事務局長は「スキーは外でするものなので、あまり影響はないのかもしれない。国も外のウォーキングなどはいいと言っている。スキーはリフトに乗っていれば濃厚感染もない」と話している。