地元のブランド豚「夢味豚」を使った自家製生ハムを提供 ダイニングバー「na_Gi」(新潟市南区)
塩味が柔らかく、とろけるような口当たりに「生ハムのイメージが変わった」と驚く人もいる新潟産の生ハムがある。それが新潟市南区のダイニングバー「na_Gi(ナギ)」オーナーシェフの長沼健太さんが、同エリアのブランド豚「夢味豚(ムーミートン)」を使って製造・販売を手がける生ハムだ。
精米小屋と米蔵を改装した工房で米麹を使って熟成させるという、なんとも新潟らしいこの生ハムは、16ヶ月と28ヶ月の2種類の熟成期間のものを商品化しており、「熟成した時の風味がチーズに近いものよりも、人気のナッツ風味に仕上げた生ハムをメインに作っています」(長沼さん)とのこと。現在は年間80~100本を仕込んでおり、na_Giのほか、県内のレストランやホテル、バー、日本料理店などで提供されている。「菌をコントロールするために燻製する作り方を独学で覚えました。しょっぱすぎず、熟成感が感じられるバランスと、何よりも衛生管理を大事にしています」(長沼さん)。
安全で美味しいものを提供したい、と食材の野菜の一部は自身が栽培したものを使い、さらに地域の食を伝えていきたいという長沼さん。一人飲みを推奨する『全日本一人飲み協会』に認定されており、一人でも気軽に立ち寄りやすいダイニングバーとしても注目だ。
【店舗情報】
住所/新潟市南区白根2858
電話番号/025ー373ー1890
営業時間/18:00〜24:00
定休日/火曜
※biz Link2020年3月10日号より転載