古町が新たな節目、新潟古町みなとまち情報館がオープン

新潟古町まちみなと情報館

新潟古町まちづくり株式会社と新潟市古町七番町商店街振興組合が整備を進めた「新潟古町まちみなと情報館」が20日、オープンを迎えた。

新潟古町まちみなと情報館は、1階を「知新」、2階を「温故」というテーマに分けた2階構造。1階には、今月閉店する新潟三越から移ってくる免税一括カウンター(システム刷新のため稼働は5月に入ってから)をはじめ、古町スイーツショップやアンテショップコーナーがあり、様々な地元のお菓子を楽しむことができるほか、4月には地元農産物、総菜・お弁当の販売として「わくわくマルシェ」もオープン予定だ。

アンテナショップコーナー

古町スイーツショップ

免税一括カウンターは現在、新潟三越に委託されているが、同店が3月22日に閉店するため、5月ころを目途に同情報館でサービスを再開する見通しだという。

免税一括カウンター

また、2階には多目的スペース「要(かなめ)」があり、開港以前から現在に至るまでの新潟島の歴史を絵画や図などでPR。このスペースは最大で約30人程度収容可能であり、様々な団体や学校関係の交流活動に利用可能で、古町ひいては新潟のこれまでの歩みを知る契機となるだろう。「要」という名前には、新潟がこれまで港町というネットワークによって発展し、この中心であった古町地域が言わば扇のかなめの役割を担ってきたという経過を踏まえ、もう一度古町に人が集まって市全体に賑わいを創出する街づくりをという願いが込められているという。

多目的スペース「要(かなめ)」

新潟古町まちづくり株式会社昨年8月、国土交通省により都市再生推進法人に指定(令和元年8月段階で同法人は全国に60)。奇しくも新潟三越の閉店(3月22日)と時期が重なったが、以前から同社は、古町ルフルのオープンに焦点を合わせ、新潟古町まちみなと情報館のオープンに向け準備を進めてきた経過がある。

オープンを控える古町ルフルと改修が進むアーケード

同社事業部長の佐藤雅義氏は、「古町ルフルのみならず、アーケードなどを活用しながら今後、様々な賑わい創出事業やプロモーション事業を展開していくつもりです」と意気込みを語る。今後、5月には新潟市の本庁部署の古町ルフルへの一部移転も控えるなど、新たなスタートを切る古町の活性化が期待される。

ただ、大きなイベントの開催には新型コロナウイルスの終息が不可避。実際、19日から22日にかけて古町通で開催予定であった新潟古町まちみなと情報館のオープニング企画が、感染拡大防止の観点から中止となっている。

【新潟古町まちみなと情報館】
住所/新潟県新潟市中央区古町通七番町995番地7
電話番号/025-226-0116
営業時間/11:00~17:00
休業日/年末年始休館・ほか不定休
URL/https://machiminato.jp/

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