新潟県糸魚川市の西中バイパスが開通、松本糸魚川連絡道路の一部として期待される
新潟県糸魚川市の一般県道西中糸魚川線西中バイパスが20日開通した。同バイパスは長野県松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ予定で計画されている松本糸魚川連絡道路の一部になる可能性があると期待されている。同日、同市と地元の今井地区自治振興協議会が主催の記念式典が今井地区公民館で開かれ、約60人が参加。その後、来賓や関係者がマイクロバスで通り初めをした。
西中バイパスは、同市西中地区の1.3キロメートル区間で、県の整備により2012年から2019年の7年間、総事業費21億円を費やして工事が行われた。西中バイパスが隣接する国道148号線は従来から大型車の交通量が多く、沿道の市民は騒音や振動に悩まされてきたが、これが解消されることになる。
式典には来賓として、花角英世新潟県知事(代理)、高鳥修一衆議院議員のほか、長野県の牛越徹大町市長(地域高規格道路松本糸魚川連絡道路長野県側ルート建設促進協議会長)や中村義明小谷村長も出席した。
米田徹糸魚川市長は「松本糸魚川連絡道路に関しては4つの商工会議所が集まり、昭和51年に決議してから44年の月日が経った。両県の沿線の悲願の道路だ。地域の期待は大きい。西中バイパスはそのルートの一部として活用が期待されている。市としても松本糸魚川連絡道路の早期着工に向けて取り組んでいきたい」と話した。