今週の主なニュース(2月6日から12日)
今週は、佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)が株式会社みちのりホールディングス(東京都)などから出資を受け、上場廃止でみちのりホールディングスの子会社になるとのニュースが飛び込んできた。民間企業の支援により、経営再建に向けて期待がかかる。
◎経済
2月7日
佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)が株式会社みちのりホールディングス(東京都)などから出資を受け、上場廃止でみちのりホールディングスの子会社に
2月8日
2月8日
アパホテル&リゾート 新潟駅前大通(新潟市中央区)が開業、アパグループ元谷外志雄代表「地域の経済にも貢献できると考えている」
◎政治・行政
2月8日
2月9日
新潟県の花角英世知事が定例会見、佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)について「県としても、みちのりHDと連携協定を締結することを検討」
2月11日
◎社会
2月10日
2月10日
◎編集ピックアップ
2月11日
◎今週のページビュートップ3(12日18時時点)
1位
2位
3位
【編集後記】
今週私が行なったただ一つの取材がサンフロンティアグループの記者会見です。それによりますと、佐渡島で宿泊施設の運営、レンタカー、タクシー事業、土産商品の企画販売などを手がけるサンフロンティア佐渡株式会社(佐渡市)が、島初となるアウトドアアクティビティの総合拠点「佐渡アウトドアベース」を両津港近くに来月オープンします。
「RESASで見た佐渡市」を見ますと、佐渡島の観光客数は平成3年の約120万人をピークに減少傾向にあり、ここ数年は50〜60万人に半減。さらに昨年はコロナ禍の影響で20万人台だったようです。原因は、装置産業とも言われる宿泊施設の老朽化、マーケティング(これまで首都圏向けなどが手薄だった?)、二次交通の脆弱性など様々なものが考えられます。
そうした課題をここ数年、サンフロンティア佐渡(二次交通、綺麗なホテル運営)、DMOの佐渡観光交流機構が解決してきた印象があります。
これからも金山のユネスコ登録、LCCの新規航路、北陸新幹線の大阪方面への延伸、さらには佐渡汽船の経営強化などもあり、期待できる要素が多数あり、個人的にも佐渡には期待しています。
特に金山、「酒が飲みたい」などと喋る、ろう人形や、金の延べ棒をアクリルの箱から出すともらえるという展示物(実際は出すことは不可能?、今はもうないか?)に加え、平安時代の砂金の話、佐渡奉行の田中清六、大久保長安の時代、越後商人が海から金山を見て発見した逸話、世界の金を支えた話、江戸時代の手振りの苦労話、技術開発(浮遊選鉱など)、戦時中の過酷な労働、そして閉山へと言った具合に、他の金鉱山とはスケール感の違うことを体系的に学べる施設が欲しいですね。(石塚健)