長岡市で感染経路が不明なコロナ感染者を確認

第4回新型コロナウイルス感染症に関する対策本部会議

新潟県は21日、新たに長岡保健所管内で新型コロナウイルス感染患者が確認されたことを受け、知事を本部長とする「第4回新型コロナウイルス感染症に関する対策本部会議」を開催した。

21日確認された感染者は、県内26例目。長岡市在住の30歳代男性(日本国籍、会社員)で新潟市(24人)、加茂市(1人)以外の県内で感染が確認されたのは初。また冒頭の花角英世知事の挨拶によると、これまで明らかになっている濃厚接触者ではないという。また医療関係者でもなく、大勢の人々と接するような職種でもないという。

26例目感染患者のこれまでの経過については、15日に39度台の熱と咳があり、17日にA医療機関を受診。その後、19日に発熱と咳が継続したほか、下痢の症状があったことからA医療機関を再受診し、主治医が新型コロナ感染と判断、長岡保健帰国者・接触者相談センターに連絡。20日に帰国者・接触者外来を受診し、PCR検査のため検体を採取。21日陽性と判明した。

すでに第二種感染症指定医療機関である長岡赤十字病院(陰圧室)に入院していて、症状については38度台の熱があるものん、昨日のレントゲン撮影では明らかな肺炎の症状はなかったという。

一方、「感染状況が拡大傾向にある地域」「感染状況が収束に向かい始めている地域並びに一定程度に収まってきている地域」「感染状況が確認されていない地域」という3地域の分類のうち、新潟県がどの位置にあるのかについては、会議後の取材に応じた花角英世知事も、会議後に説明を行った新潟大大学院の齋藤玲子教授も、「感染状況が収束に向かい始めている地域並びに一定程度に収まってきている地域」であるとの認識を示していた。

花角英世知事

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