新潟市で新学期から学校再開。市独自の再開ガイドラインを策定・配布
新潟市教育委員会は25日、新学期から市立学校・園を再開するを発表した。新任式、始業式については、テレビ放送も含めた放送機器の活用、学級単位での分散実施など内容・方法を工夫して実施する。また、入学式は参加人数を減らして席の間隔を空けたりして行うという。4月中の集会活動(PTA活動など)は中止もしくは延期する。
部活動については、春休みには行わないほか、学校再開後は感染防止対策を徹底し、接触を避けた個人練習を中心に行う。また4月中は対外試合を行わない。
保健体育は、感染リスクの低い個人スポーツを先(新学期の初め)に行ない、集団スポーツは後に回す。
このほか、体だけでなく、心の部分についても各家庭と連絡を密にしながら、健康観察カードなどを使って、子どもの様子を注視していく。なお、給食は通常通りという。
一方、24日に出された文部科学省の通知を踏まえ、4つの基本方針のもと、専門家の意見ももらいながら、市独自の「学校園再開ガイドライン」を策定し、今週中に各学校に配布する。
4つの基本方針は
・「感染予防対策の徹底」
(3つの条件が同時に重なる場を徹底的に回避、他学級・学年との接触の機会を可能な限り回避、学級単位での教育活動を基本とする)
・「子どもたちの様子をよくみること」
・「新年度への意欲付け」
・「未学習内容の確実な実施」
になる。
なお、ガイドラインは4月を視野に作成しているが、5月に開催されることの多い運動会についても、実施した際の留意点などについて記しているという。