新潟県村上市田端町地内の事業場跡地でヒ素が基準値を超えて検出

新潟県村上市田端町地内の事業場跡地で、土地所有者が行った土壌調査の結果、ヒ素が土壌溶出量基準値を超えて検出された。15日、新発田地域振興局(環境センター)に報告があったという。

試料の採取日は昨年11月22日、25日、26日で、ヒ素およびその化合物の土壌溶出量は0.011から0.026mg/Lと、基準値の0.01mg/L以下を超えていた。

県では、周辺に水道水源がないことを確認したほか、周辺の営業用井戸に対し、安全が確認されるまで飲用中止を指導した。

ヒ素およびその化合物は、トランジスタ、半導体、ガラス、顔料、木材の防腐剤などに使用される。一方、皮膚炎、末梢神経障害、腎障害を及ぼすほか、がん性のある物質といわれている。

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