新潟県糸魚川市が機能別消防団(山岳隊およびドローン隊)を発足、全国2例目
糸魚川市は25日、定例記者懇談会を同市役所で開いた。米田徹市長が機能別消防団員(山岳隊およびドローン隊)の発足についてや、同市主催の翡翠文学賞受賞作品の販売、成人式の初の延期などを記者団に話した。ドローン隊は全国2例目となる。
機能別消防団員の発足については、糸魚川市消防団山岳隊およびドローン隊を発足する。機能別消防団員とは、通常の基本消防団員とは別に特定の活動に従事する消防団員で、同市消防団では近年増加する山岳遭難救助や、災害現場など情報収集するドローン隊を新たに発足する。ドローン隊は岐阜県に次ぐ、全国2例目となる。山岳隊員は山岳経験が豊富な人を選び、男性4人、女性2人。ドローン隊は5人で、経験者で即戦力だという。
翡翠文学賞の受賞作品の発売については、4月1日から同市役所や能生事務所、青海事務所、フォッサマグナミュージアムで税込み1部1000円(公募ガイド社刊)で販売する。全1000部印刷し、図書館でも貸出するほか、同市内の小・中・高校にも配布する。
また、2020年度の同市成人式を当初予定の5月3日から、11月22日に延期することを発表した。延期は同市初。386人の対象者には文書を近日中に発送し、同市ホームページなどでも告知する。
このほか、4月1日オープンの駅北広場キターレについて、米田市長は「今までなかった施設。(指定管理者の)メンバーはまちづくりの人たちで、人材にも期待している」と話した。