通販サイト「新潟直送計画」の年間流通総額が前年比24%増の5億6,000万円に

産直セレクトショップ「KITAMAE」(2021年8月31日撮影)

株式会社クーネルワーク(新潟市西区)は17日、同社が運営する産地直送ECサービス「新潟直送計画」の2021年度の実績を発表した。「新潟直送計画」は2020年度、コロナ禍による通販需要の高まりなどにより流通額が大きく拡大していたが、2021年度はさらにこの実績を更新し、年間流通総額は5億円を突破した。

「新潟直送計画」の2021年度年間実績(1月から12月)は、流通額が5億6,000万円(前年比24%増)、発送数は11万8,439件(前年比22%増)、掲載数は722店舗1,527商品(175店舗増)。

店舗数と売上高の推移(画像左)と注文件数の内訳(画像右)

2020年度から引き続き、県境を超える移動の自粛や帰省自粛の流れから、県外にいる新潟出身者が「ふるさとの味」を取り寄せる事例や、遠方に住む家族や親戚、友人へ、地元新潟の産品をギフトとして送る動きが見られた。なお、巣ごもり消費の影響でスイーツジャンルの売上が急成長。前年比61%増の9,810万円(ギフト利用42%、県内からの注文20%)で、ジャンル別売上で前年の4位から1位に浮上した。

また県内事業者のECへの取り組みも加速し、参画店舗数は1年間で175店舗増、取扱商品数は合計1,500商品を突破した。なお販売先は全体の90%以上が県外への配送で、首都圏4都県への配送が全体の42.7%を占めるという。

2022年度は、2021年9月にオープンした産直セレクトショップ「KITAMAE」との連携を強化。「EC×リアル店舗のオムニチャネル化に取り組み、店舗でのギフト発送受付の拡大や、県産品を詰め合わせたオリジナルセレクトボックスの販売などを進めていく」予定であるという。

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