新潟県糸魚川市が新年度予算案を発表、一般会計予算総額255億8,000万円(前年比 2.4%増)

糸魚川市役所

新潟県糸魚川市は17日、新年度の予算案について発表した。一般会計予算総額は255億8,000万円で、前年比 2.4%増となった。

重点政策は、「地域経済の循環」、「地域医療の充実」、「教育の推進」の3事業。

重点施策の1つ目の「地域経済の循環」では、新型コロナウイルスによって、影響を受けている業種について、きめ細やかな経済対策を行うことにより対応するとともに、市内事業者との公民連携プラットフォームにおける事業展開を実施する。

また、小水力発電事業における地元説明や、自治体新電力会社設立に向けた取り組みを開始する。

観光協会支援事業に4,430万円、糸魚川元気応援券発行事業に3,500万円、企業立地促進事業に1,385万4,000円を計上した。

2つ目の「地域医療の充実」では、富山大学との連携を継続する中で、地域医療の確保や糸魚川総合病院の充実を図っていく。

また、看護師確保に向けた取り組みとして、小学生から高校生期の人材育成の実施や就業した看護師の定着を支援する取り組みを実施する。

医療人材確保対策事業に1億1,723万2,000円、救急医療対策事業に9,869万5,000円を計上した。

3つ目の「教育の推進」では、高校の魅力化に向けた取り組みにおいては、各高校における事業の支援を行う。小中学校においては、タブレット端末活用した学習を効率よく進めるため、ICT支援員によるフォローアップを図る。

国内ジオパークネットワークを活かした相互教育では、国内各地のジオパークと連携し、ジオパーク学習における理解を深める取り組みを行う。

小中学校改修事業に2億6,507万3,000円、学校ICT環境推進事業に7,935万2,000円を計上した。

そのほか、新規・拡充の事業として、市民サービスの向上と行政業務の効率化の両面からデジタル化を促進させる取り組みとして、e-市役所推進事業やデジタル活用推進事業により、行政手続きや市民に向けたデジタル化を進めていく。

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